望遠鏡 評価基準 etc
○ 望遠鏡 の評価基準 (光学性能) 良く見える機材の定義の一つは、星像がより小さい、シャープという事。そして多くの天体をより詳しく見るためには、ある程度の口径の大きさ ≒ 集光力が必要となります。(写真性能においては、焦点距離が重要です。) 星像の小ささ+集光力、その結果、高コントラスト(SN比)等の要素を満たせば 、極限等級・分解能 が向上します。光学性能(眼視・写真)の評価基準として、この2要素が重要です。それぞれの用途で区分すると、 眼視 (極限等級 ・分解能) 写真 (極限等級 ・分解能) 評価基準の基本は、4項目となります。 但し、集光力 ≒ 口径が増加すれば、トータルの光学性能 (レンズ、プリズムの精度、光軸の精度、鏡筒やセルの精度、さらには温度順応性能) と、大気の揺らぎ(シンチレーション)が大きく影響するため、光学性能をフルに発揮するのは困難です。天文台等の大口径望遠鏡は厳しい状況です。 眼視・写真双方、ストレールレシオは、客観的な定量評価基準です。 ストレールレシオ ・ 評価基準 2 写真分解能は、星像スポット直径 (秒・ミクロン) 表示が明瞭です。 デジタル対応・撮影システム ![]() ○ 望遠鏡 テスト星 (分解能 ・極限等級) 望遠鏡向け重星、 こと座 ε2 (ダブルダブル) 離隔約 2.4秒 優秀な光学性能があれば、80〜mmクラス以上で エアリーディスク が明瞭に分離します ※ ピーナッツ形ではそれに達していません(ドーズ・レイリーの限界値がそれに該当)、 また、波長の短い青い星は、分解能が上がります。 ※ テスト星の、エアリーディスクが明瞭に分離した状態 ○ ○ 極限等級のテストは、北極星野周辺、プレヤデス付近、プレセペ付近、こと座周辺付近 他 望遠鏡・極限等級テスト ○ 望遠鏡テスト (眼視、分解能・解像力)、客観的点数化の基準。 (基礎点) 130mm → 80点 102mm → 70点 * 80mm → 60点 *望遠鏡テストにおける基礎点は、102mmを基準(70点)、口径差1.275倍で10点差。理論星像からの乖離分を、基礎点より減点する採点方法。点数の目安は、基礎点−((100−ストレールレシオ設計値)/5)−2 望遠鏡テスト / ランキング ○ 10cm望遠鏡テスト (眼視・分解能) の基準 (例) 口径10cm、ストレールレシオ 80%以上の光学系でしたら、テスト星の形状は以下のように見えます。精度が大きく低下すると、エアリーディスクが肥大して、2星間の境界が不明瞭となります。ジフラクションリングも不明瞭となります。瞳径 0.4〜0.5mm前後が良好です (200〜250倍前後) 口径10cm、ストレールレシオ80%以上の光学系で、月面のプラトークレーター内の小クレーターが4個、 プトレマイオス内の小クレーターが10個程度確認出来ます。 100mm望遠鏡テスト ![]() 光学設計 etc |