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アクロマートレンズ ・ 実光線追跡
○ 2枚玉 ・ アクロマートレンズの光線追跡 & 球面収差図 ・スポット図 (80mm F 8) スネルの法則と、三角関数、微分、二次関数連立方程式等を使った、古典的な 実光線追跡 シミュレーションです。レンズ前面の中心の座標を(0,0)として計算します。 各座標 (XY 2軸座標) を順次計算します。 座標 A 入射光線とレンズ1面との交点 ↓ 座標 B 入射光線とレンズ2・3面との交点 ↓ 座標 C 入射光線とレンズ4面との交点 ↓ 座標 D 入射光線とのレンズ軸線と交点 座標 Dの x値が、レンズ系の全長l となります。(バックフォーカス+ガラス厚み) (バックフォーカス+後側主点 =焦点距離です。) 入射光線の角度はゼロ≒平行光とします。 |
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リトロー公式で計算された曲率半径 (r1-r4)及びガラス種別、厚み、エアスペースを、(自作)光学評価ソフトに入力、球面収差図を出力させると、左に傾いた(マイナス座標側の)収差曲線になることが多いので、直立するように修正することが必要になります。r2 = r3 の曲率は同一のまま、 r1・r4 それぞれの曲率を目算で微調整していきます(ペンディング) ペンディングは、r1の曲率を少しずつ大きく、r4 の曲率を少しずつ小さくすると、球面収差、更にはコマ収差が減少します。また研磨の工程上、r4の曲率が大きすぎると、整形や焦点距離の測定に支障が出ることもありますので、意識的に小さくすることも必要です。 CdeFg の5線の内、eFの2線が色消しになるように調整すると、星雲星団観望用&直焦点撮影用になる代わりに、C線はやや右側(プラス座標側)に残ります。g線、も大きく残ります。 中心のスポットダイアグラムを作図すると、球面収差の補正状況が明瞭になります。 下は、F線(青) のスポット。軸上、645.84mm中心 ![]() 仕上げとして、微調整後にズレた焦点距離をスケーリング調整します。スケーリングは、焦点距離の差異率を、各曲率に乗じます。 完成スペックは、以下の通りです。 (密着式) 80/640mm r1 = 315mm/9mm/BSL7 (BK7) r2 = -280mm/0.0mm/AIR r3 = -280mm/7mm/TIM2 (F2) r4 = -2100mm/630mm/AIR (分離式 +天頂プリズム) r1 = 315mm/9mm/BSL7 (BK7) r2 = -280mm/0.2mm/AIR r3 = -280mm/7mm/TIM2 (F2) r4 = -2100mm/570mm/AIR r5 = 0mm/30mm/BSL7 (BK7) r6 = 0mm/40mm/AIR レンズ構成図 ![]() なお、視野周辺の収差状況を、全て見る場合は、3軸 (XYZ 座標) の実光線追跡となります。 2軸 (XY 座標) 追跡の場合、中心像、+ メリジオナル面 のみとなります。 対物レンズ研磨 |